去年の現場より〜班れい岩

今日は断続的な土砂降りと雷で現場は少し待機したほうがよいかも。
 
さて 現場をやっていると、さまざまな岩を相手とすることになります。
昨年のとある現場で斑れい岩(gabbro)を調査することになりました。
私の経験ではたしか、知床半島でも遭遇したと記憶しています。
今回は日高山脈系の斑れい岩でした。
 
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緻密で硬質な岩盤です。
土木的には変質しやすいか、硬さはどのくらいか、どういう分布なのか等
工学的性質を調査すればいいので、鉱物の組成や成り立ちなどの
地質学的なことを要求されることはあまりありません。(私のやってる業務の場合です)
 
そういう私の認識も
酸性のマグマからできた深成岩が花崗岩
塩基性の深成岩からできたのが斑れい岩
という感じにざっくりとしたものです。
 
通常の岩石標本などでは「黒っぽい」と記述されているのですが、
現場では白っぽいものが多く、若干塩基性のなかでも酸性よりなのか
はたまたペグマタイト質が多く白っぽく見えるのか、
と難しいことを言ってもしょうがないので(と逃げる・・・)
 
「良好な岩盤である」の一言で報告しました!(な 訳ないですよね!)